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導入事例

函館五稜郭病院様

地域の救急医療を支える新たな戦力として機能しています

院長補佐/集中治療センター長 小林 慎 医師


函館市にある社会福祉法人函館厚生院 函館五稜郭病院は、道南地域の救急医療において欠かせない役割を担う急性期病院です。一般病床480床、透析ベッド50床を有し、年間3,200件以上の救急搬送を受け入れており、道南圏の救急搬送の応需数では常に上位に位置する存在です。

同院では2024年12月にAI音声入力支援システム「コエレク」を導入、2025年4月より本格運用を開始しました。月に5〜6回の当番日には、道南全域から救急患者が集中し、24時間で60台を超える救急搬送が集中することも珍しくありません。

「当番日に救急要請を断るという選択肢は、現実的に存在しない」ーー。 道南全域からの搬送が一手に集まる中、記録と初期対応を同時並行でこなすのは常に大きな課題でした。

そこで導入されたのがコエレクです。五稜郭病院では、救急隊からの受け入れ要請情報をその場で音声入力でテキスト化し、記録と情報共有のタイムラグを大幅に短縮。記録にかかる時間を短縮できたことで、より多くの患者を受け入れる体制が現実になりました

特に大きな効果を実感しているのは、救急専門医が常勤していない体制の中でも、複数の救急患者を並行して診療できるようになったことです。

「これまで一人記録している間に、次の患者が来る。その連鎖に悩まされていた。今は、コエレクが“もう一人の記録担当”のような存在になってくれている。」

現場の医師からはそんな声も上がっており、コエレクは単なる効率化ツールにとどまらず、地域の救急医療を支える新たな戦力として機能しています。

まだまだ進化の途中ではありますが、今後さらなる機能拡張や他診療科との連携や多職種運用などもしや運用なども視野ににれて、現場の実情に即した形での活用が広がることを期待しています。

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