コラム
Column
2025/06/12(Thu)
2025年4月、日本の医療現場に大きな転換期が訪れます。電子処方箋の導入が義務化され、さらに年度内には電子カルテ情報共有サービスが本格稼働。すべての医療機関がデジタル化への対応を迫られる中、「電子カルテは導入したけれど、タイピングに時間がかかって患者さんと向き合えない」という新たな課題が浮上しています。
その解決策として今、医療現場で急速に普及しなければならないのが、音声入力AIです。
一般的な医師のタイピング速度は30-40文字/分。しかし、音声入力なら150-200文字/分と、実に5倍の速度で記録が可能です。
実際、音声入力AIを導入した医療機関では、記録時間の大幅な削減を実現しています。ある大手音声入力システムでは月間残業時間を70%以上削減、放射線科では読影レポート作成時間が5分の1になったという報告もあります。
札幌徳洲会病院の現役救急医が開発した音声入力システム「コエレク」は、まさに「AI医療事務作業補助者」として機能します。2025年6月の正式リリースに向けて、現在モニター施設での実証が進んでいます。
1. どんな電子カルテとも連携可能 クラウド型でもオンプレミス型でも、QRコード連携により既存システムを変更せずに導入できます。
2. 記録時間を大幅削減 実際の導入施設では、1日の記録作成時間を70%以上削減した事例も。診察に集中できる時間が大幅に増えます。
3. 診察しながら記録完成 患者との会話をAIがリアルタイムでカルテ形式に整理。診察が終わると同時に記録も完成します。
4.あなたのカルテを作れる プロンプトの調整次第であなたの施設に合わせたカルテ生成を提供します。
勤医協中央病院の田口大救急センター長は語ります。
「コエレクは"もう一人の記録係"としてチームに加わってくれました。特に深夜の少人数体制時に効果を実感しています」
同院では、診察後30分以上かかっていた記録作成が、診察中のリアルタイム入力で完結。記録の正確性も向上し、スタッフ間の情報共有も迅速化しました。
2025年は医療DXの実装年です。電子カルテ導入率は一般診療所で55%を超えましたが、多くの医療従事者が入力作業に苦戦しています。
これらの課題を、音声入力AIは一気に解決します。
コエレクはただの音声入力デバイスではありません。声で「メモ」から「カルテを生成」。
「記憶」と「記録」を削減し、記録を作る作業すらAIが代替してくれるのです。
音声入力AIの導入により期待できる効果:
多くの医療機関で、削減できる残業代だけで導入コストを回収できているという報告があります。
2025年3月末の電子処方箋導入期限、9月末の電子カルテ情報共有サービス対応期限に向けて、今から準備を始めれば余裕を持って対応できます。
コエレクは2025年6月に正式リリース。電子カルテ情報共有サービスの対応期限(9月末)に向けて、最適なタイミングでの導入が可能です。どんな電子カルテ環境でも、専門スタッフが導入から運用まで手厚くサポートします。
タイピングに悩む時代は終わりました。話すだけで記録が完成する新しい診療スタイルで、医療従事者は本来の仕事である「患者さんと向き合うこと」に集中できるようになります。
医療DXの成功の鍵は、音声入力AIにあります。
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